勝手にシクラメン

「勝手にしくされ」をオブラートに包んだ表現。備忘録。

2月5日午前4時8分。

この世で戦い続ける術を持っていないし、脳がザルなのは変わりないことなんだ
だけど私は私で生きるほかない。
私は私という今の形の殻があるために。逃したり、手に入れられなかったものが、数多くある。
これだけあったら安心というものが定められなくていつまでもものを増やしていく。いつまでもいつまでも。そうやって散らかった部屋で心も散らかして眠る、片付かない頭に何かを忘れ、無くし、落として起きる。
本当は、ある。これとこれが揃っていたらっていう、十分な理想形。でも、揃えたその時ルービックキューブみたいに他の面がズレて、また別の理想を犯すんだよ。

という身に覚えの無い何かがメモの中に埋もれていた。

「あたためますか?」

先日コンビニに寄った。この時期には中華まんをキメたいところだと思いつつも、おにぎりを買うことにした。炒飯のおにぎりはおいしい。唇が油でテカるのはご愛嬌だ。

ほんの数分、レジにてあたためますか?と聞かれる可能性を考える。通常8割強の確率で聞かれるだろう。レジが混んでいる訳でも無く、夕飯に、と求めるひとも多い時間である。これは聞かれるに違いない。ドキドキと鳴る胸を押さえつつ会計に臨んだ。聞かれなかった。
そういえばこの店員は此処でのバイト歴が長いらしく、良く常連と思しき客と楽しげに話しているのを見掛ける。時折訪れるようになって一年ほど経つが、私は未だに親しげな声掛けを受けた事が無い。そんなものか、とすこし肩を落としたのを思い出す。
勝手な期待をして勝手に裏切られた気になり勝手に落ち込む。セルフネガティブサイクルである。代わりにと言うべきか、引いたクジでお茶が当たった。落胆と天秤に掛けて、はかりかねるまま、あたたかくはないおにぎりを自家用車内で食べた。
エンジンを掛けて、帰路につく。見慣れた道のりを通る時は運転をしながらでも、ほんのすこしだけ、何かを考える余裕が生まれる。
店員には店員の思惑があり、私には私の思惑がある。誰と接する時でも、そうなのだ。親しい友人でも、家族でも、職場の人間でも、またその他のひとでも。それぞれの思惑が、大なり小なり、食い違っただけのこと。それで落ち込む自分は、器が小さいのだ。帰宅する頃にはそのような結論が出てまた肩が落ち、地に埋まった。

この世は不平等だと思う。けれど、その不平等さというのも大概主観的な話だ。
では具体的に何が不平等なのかと問われて。答えはしても、私のそれはきっと時々うつろう感情に基づいた、あやふやな言葉にしかなるまい。
もし、こんなふうに聞かれたすべてのひとが「この世は不平等だ」と言うのなら、ある意味世界は平等なのだろう。詭弁にも似ているだろうか。全体を見る時の視点と、個々の例を見る時の視点を混同しては、自分の考えの支柱があまりに脆いと思い知る。脆いどころか、ありもしないおそれも考えられる。あれやこれやと目移りばかりで、頭の中身も滑り通しだ。

忘れているだけで、私はいつか、繰り返しあたためは要らないと言ったのかしれない。自覚がなかっただけで、ひどく不機嫌な顔をしていたのかもしれない。
だとすれば、コンビニ店員への落胆はそもそも御門違いなのだ。ひとは、と括るのが不躾なら、私は、よくよく自分に不都合なことを忘れる。
いつだって。どうしても自分のことばかり、考えてしまう。自分が嫌いだと言いながら、幾つも嫌いな点を並べ立てられるのは、自分のことばかり考えている証拠だろう。どうしたってやさしくなれないし、色々なものから、逃げてばかり、いるのだ。


ブランケットの上で丸まった猫が、ぷうぷうと寝息を立てている。そういえば昨晩は星がやけに綺麗に見えていた。私でも結び方のわかる、砂時計の星が目立っていた。今は、雨の音がする。
こんな記事を書いたそばから、考えることが深まる前に横滑っていくのだ。まったく、どうしようもない限りである。

探していたTS漫画との再会。

探し求めていたものに偶然出会えた時、ひとはどうするだろうか。仮に普段は何を信じるでもない心であれ天を仰ぎ、神よと呟いてしまうのではなかろうか。

恐らく一年以上前からもう一度読みたいと思っていたものに、やっとまた巡り会う事が出来た。個人による創作漫画である。その名も「地獄変シリーズ」。今のところサイト上では三部アップされている。
どれも完結しているが、キャラクターや話の繋がりなどに関わる為、出来ればシリーズの最初からお願いしたい。
以下は私のちょっとした感想を含めた紹介だ。最下部にもURLを置くので、お暇な方は暫くお付き合いください。
お前の御託はええのじゃ、というひとは此方( http://poisonlaundry.web.fc2.com/)から。マンガハックでも読める。

mangahack.com

スマホ等での閲覧だと、マンガハックからのほうが見やすい気がする。ただし、ピクシブでいうところの評価ボタンを押すにはログインが必要だった筈だ。
サイトには懐かしきweb拍手が設置されているので、気軽にブラボーできるところが良い。
 
 
さて。このシリーズはいわゆるTS(トランスセクシャル)ものだ。主人公がなんらかの原因で本来と異なる性別に変じた結果、もしくは要因そのものを巡るあれやこれやポロリをテーマとした作品である。
 
内容についてはシリーズのどれも捨て難いので、ひとつに絞って深く言及は出来ない。が、おおよそちょっとレトロな不良。もしくはそれに準じたキャラクターが主人公だ。その他キャラクターについても個性が有る。
キャラクターにあわせて、台詞回しがレトロなのだが、それが作品そのものの空気を固めるに一役買っていて良かった。また、ふと挟まれるキャラクターの冷静な一言などが絶妙に笑える。
勢いある喧嘩シーンも有りだ。泥臭いような男臭いような描写で良い。乱痴気地獄変における吼城と皿屋敷の殴りあいから、皿屋敷のとある重要なひとことまでの経緯など、なかなかにグッとくるのだ。系統はギャグ。時に考えさせられるひとコマも有る。百合薔薇要素もやや含まれており、なんだこれは全部のせの豪華丼か何かか。そのような感じである。
 
全体を通し、手塚治虫作品や、デビルマン、明日のジョー。また、押切蓮介作品などが想起されてきた。これは作品の雰囲気をお伝えするにあたって私が挙げているだけなので、作者本人の意図とは必ずしも一致しない可能性がある。ご了承ください。
ギャグについてだが、知っているひとはウフフとなる小ネタが多く挟まれている。無論知らずとも楽しく読める。私はぬ〜べ〜(アニメ版)や、イアン ソープランド でクスリときた。その他細々並べると数時間はかかるので割愛する。まあつまり面白いんである。ハマるひとはどっぷりハマってしまうに違いない。何に対しても使えてしまう便利な言葉なので、手抜きのようで申し訳ない。
是非、もう一度読みたい。そういった強い気持ちが後押しをしたのは確かだが、とても読み応えがあり面白かった。何度でも言う。面白かった。見つけたその日に、一日潰して繰り返し読んだ。
完結まで良くこの熱量を保ってくださったものだと感謝しきりである。私は涼子お姉さまが好きだ。
 
TSものの草分けとして、私の頭に浮かぶのはらんまだ。幼い頃に通っていた病院の待合室に置かれており、夢中になって読んだ記憶が今でも蘇る。「このまんが、おもしろいよ」そう、隣に向かって興奮気味に伝えた時、何故か見知らぬ女性が微笑んでおり愕然としたところもセットで浮かぶ。
隣に居るものと思い込んでいた母は違うところで「あのこ何やってんのかしら」と不思議そうにしていた。母よ、ひと声を掛けてから移動してほしかった。
話が逸れた。TSものは、そもそも好みが分かれる部類のテーマではなかろうかと思う。私のように、らんまを楽しく読めたタイプの人間ならば問題無い筈なので、此方の漫画を知らなかったひとには是非すすめたい。
 
個人的な感想をただ言うだけならまだしも、できれば他のひとにも触れてほしいと思いながら紹介をするのはとても難しいことだと痛感した。ネタバレにならない程度で内容に触れつつ、この記事に当たる可能性のある誰かの興味を引き出さねばなるまい。そんなふうに鼻息を荒げてしまうと、なかなかキーが打てなかった。
慣れないブログという媒体で、慣れない語り方をして。荒のある紹介と感想になってしまったかもしれない。
少しでも良い。興味を持たれた方はシリーズの一話だけでも、読んでみていただきたいのだ。作者の持つ世界観やセンスにグッと来たら、そのまま短編やその他シリーズまでずずいと行ってみてほしい。よろしくお願いします。
また、拙い記事を最後まで読んでくださった方には、重ねて御礼申し上げます。
マンガハック

mangahack.com

 

紙媒体での頒布はおおよそ終了してしまったようだが、こちらでDL販売をされているものもある。

参考までに(?)記しておく。私もできれば紙で手元に置きたかったが、致し方ないのである。

オリハズマ サークルプロフィール | DLsite Maniax - 成人向け

 

そして、飴になる。

深淵を覗き見ると見せかけて目をそらすという焦らしプレイに励んでいる。そろそろ深淵のほうから私を求めてくるかも知れない。

深淵も大概覗き見られ過ぎて、プライベートも何もあったものではないだろうなと思う。最早覗き見られることが日常で、覗き見られることによって深淵の存在が成り立っている節すらある。深淵もこんなことになるとは思っていなかっただろう。これも有名税のようなものだろうか。
覗かれて当然の深淵は、逆に私のような覗きそうで覗かない人間が気になって仕方ないはずだ。押して駄目なら引いてみる系のテクニックである。これが功を奏すると、私は深淵に求められて夜も眠れなくなる。ブログが途切れた時はそういうことなのだと思ってください。

覗き見られることを前提で私生活を送るというと、少し前にウェブ上で読んだ中国の生放送アイドルのことが浮かんでくる。彼女たちは私生活を切り売りし、そうして収入を得ているとのことである。
其処へ行くと深淵はいわばボランティアで生放送をしているのだ。深淵が覗き見られて得た概念的な収入は何処へゆくのだろうか。気になる。深淵と懇ろになった時に覚えていたら聞いてみたい。

ところで先日友人のポケモンGOの画面を見せてもらったところ、カメールの名前に「やるきスイッチ」とつけられていた。何故そんな名前にしたのか覚えていないらしい。
カメールをゲットした瞬間、友人のやるきスイッチが強制的にオンになったのだろうか。カメールそのものが友人のやるきスイッチだったのか。名付けの理由について考えたが、答えは得られなかった。
私もポケモンGOをプレイしているが、そもそも運動神経がぶった切れており、それはこのアプリでもいかんなく発揮されている。大暴投に次ぐ大暴投だ。
おそらくポケモンのほうも、私の大暴投ぶりを見て最早お情けでゲットされている気がする。これはもう、ダメ男に引っかかる女性のような心理が其処にあるのではないだろうか。「アタシが捕まってやらなきゃ、コイツ、駄目なんだわ」と思わせているのだ。無論、ゲット出来ないポケモンも居る。男を見る目が有るのだな。達者で生きろよ、と呟きながら遠い目で手を振っている。
因みにお情けでゲットされてくれたポケモンは大概飴になる。このダメ男は、気にかけてくれた女性から得たお金をパチンコや他の女性に注ぎ込んでしまうタイプであろう。タチが悪い。
計画性のないダメ男は勢いで始めたこのブログの機能について未だ良く分かっていないので、色々と大目に見てほしい。